目の前に訪れる宝物の瞬間
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シークレット・レース - ツール・ド・フランスの知られざる内幕
シークレット・レース - ツール・ド・フランスの知られざる内幕

 アームストロングのツール・ド・フランス7連覇(1999-2005)という偉業の裏では
ドーピングなどの不正があったのではないかという疑惑があった。
何百回もの検査をパスし裁判でも無実を訴えてきた。
やがてチームメイトによる告発などを受けてついに2013年1月にテレビの生番組でドーピングを認めた。


そしてこの本「シークレット・レース - ツール・ド・フランスの知られざる内幕」が
アームストロングに真実を告白させる一つの要因になったと想像できます。
(原著 The Secret Race 2012年9月発刊)
ドーピングの方法やその手配、不正な医師との関わり、ドーピング検査のすり抜け、
アームストロングがドーピング問題を隠すための癒着や脅迫行為、
実に詳細に書かれています。

夢を描いてヨーロッパ自転車ロードレースの世界に飛び込み、
そこで常態化したドーピングの実態に直面するも自分はやらないと誓い走り続ける。
しかしドーピングをする選手と同じ土俵で戦わなければならずプロとして結果を求められる。
勝たなければ競技の世界から離れなければならない…。
プロ入りから1000日目、ついに最初のドーピング。

最初はアームストロングを告発するただの暴露本かと想像していたけど
告発者でもあり著者でもあるタイラー・ハミルトンが
ドーピングという渦に巻き込まれていく葛藤や苦悩を描いた切なくて悲しい物語でした。
努力と秘密、真実と偽りの間に揺れ動く気持ちは
僕達が生きる社会とも共通点があるような気がします。
もし、同じ環境だったらドーピングに手を出さない選択はできるだろうか。

当時の選手たちはドーピングをしたからといって勝てるわけではなく
苦痛や苦しみを耐えぬく極限的な努力をしたものが
戦うことを許されるという心理が罪悪感を希薄にし、
そこに競技者としての限界突破、もっと速くもっと遠くへという純粋な気持ちがあったと思う。
単純に怠けるためにドーピングが存在しているわけではないということが
この問題の根深さを感じます。

本書でも触れていますが事件の全てが明らかにされたわけではありません。
全容はもっとショッキングで何十倍もの衝撃を受けるかもしれません。
ただ、秘密や偽りの世界にいるのではなく
真実を証明しようとするタイラー・ハミルトンの勇気を称賛したいと思う。
不思議と読み終わると白く靄がかった景色が透明に近づくような感覚になりました。

ノンフィクション、ルポルタージュ作品として素晴らしい本なので
自転車ロードレースに興味が無い人でも
運動する人やスポーツに感心があるという人には是非オススメです。


JUGEMテーマ:読書

評価:
タイラー ハミルトン,ダニエル コイル
(2013-05-08)
Amazonランキング: 194位

| つとむ | | 16:11 | comments(0) | trackbacks(0) |
今日はアレの発売日
今日は村上春樹氏の1Q84 BOOK3の発売日なので買ってきました。
小説を発売日に買うという初体験つき。

雑誌、CD、家電などなどいろんなものを含めても
発売日に購入したのは物凄く久しぶりなことで
発売日特有の鮮度の良さがとても新鮮な感じです。

前作を読んでから月日が絶っているので地中奥底に埋もれてしまった記憶や感情が
最新作を読んで次々に掘り起こされていくのは快感に近い。
忘れっぽいが故の醍醐味でしょうけど。

今回の1Q84 BOOK3は10-12月という設定。
前作のBOOK1が4-6月、BOOK2が7-9月。
となればBOOK4 1-3月として続編が出てもおかしくはなさそうだけど、
その場合は1Q84だと若干辻褄が合わなくなる?
BOOK3を読み始めたばかりだけどBOOK4の存在が気になって仕方がない。
| つとむ | | 20:01 | comments(0) | trackbacks(0) |
物語に拳銃が出てきたら、それは発射されなくてはならない。
不吉な予感をさせるセリフが印象的でたまたま覚えていて、
昔観たサスペンス映画の探偵か刑事が言っていたような気がするけど
村上春樹の小説(1Q84)でこのセリフに出くわすとは思わなかった。
チェーホフの小説からの引用らしいけど、その映画だったのかな。

「物語に拳銃が出てきたら、それは発射されなくてはならない。」


さて、1Q84の続編が今春に刊行されると昨年末に正式発表がありました。
刊行予定が夏から春へと早まったので急にワクワクしてきました。
楽天ブックス等のネット書店でも予約可能な状態に。

読みたい本の大渋滞で1Q84を読み始めるのが遅くなってしまったために
1Q84 Book1を読み始めた時にはBook3(仮)の刊行をニュースで知ってしまっていたので、
Book2まで読み終わっても明らかに釈然としない結果に思えてしまったので春が楽しみです。
1Q84を発売日に買ってBook3(仮)を意識することなく早々に読み終えていたら幸せだったかな。
| つとむ | | 20:37 | comments(0) | trackbacks(0) |
忍耐力が必要とされる本 : 東野圭吾「さまよう刃」
 東野圭吾「さまよう刃」を読んだ。

冒頭から始まる残酷惨忍な展開に重たい気持ちになってしまい
ずっと読み進められないでいたけど映画化が決まると
テレビやネットなどから本を読む上で邪念になりうる余計な情報が
求めてないのに勝手に入ってくるので意を決めて読みました。

自分がおかれた立場によって正義は異なる。
その中で誰もが自分の正義を全うしようとする。
少年法や少年犯罪がテーマになっていますが
法律の事はよく分からなくても
登場人物それぞれの言い分や気持ちが凄くよくわかる気がして
本当の意味で事件解決はどこにあるのかを深く考えさせられました。
ラストは、ある程度読み進めれば予想範囲内だったけど
これまでに多くの登場人物に深く感情移入してしまっているので
凄く凄く哀しかったです。

最近は電車を使うと駅構内などに
映画「さまよう刃」のポスターが至る所に貼ってあって
それらを避けてくるのはとても大変でした。
今読んでいる、これから読むつもりのものは、
なるべく何も知らない状態で読みたいのです。
なんとか乗り切ったおかげ映画が公開しているのかまでは知りません(笑)。

主人公の俳優が寺尾聡氏という事だけは
映画化決定の頃に書店でポスターを見てしまったので
主人公の人物像だけが明確に描写できる状態で読み進めて行きましたが
最終的には寺尾聡氏が自分の中ではまってしまいました。
他のキャストは誰なんだろう?
調べればすぐに分かるんだけど
まだ自分で想い描いた世界に浸っていたいので。
 
JUGEMテーマ:読書
評価:
東野 圭吾
Amazonランキング: 88位

| つとむ | | 20:14 | comments(0) | trackbacks(0) |
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